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今我々が出来る事、すべき事
2020年05月18日
2020年が開けた頃、今のような日常を誰が予想出来たでしょうか。
ここ数年の間、経済は世界全体でも右上がり傾向、東京ではオリンピックが開催される事が大きな目玉となり、あらゆる施設のオープンや展示会の開催、イベントの準備などで日本全体が盛り上がるという雰囲気の真っただ中で始まったこの「コロナウィルス感染症」。「第三次世界大戦」とも比喩され歴史上に残る重大な出来事となりました。
この災害とも言われる状況の中で、我々は今までの常識が全く通じない生活を余儀なくされています。
「自分とは関係がないから」と言う事が通用しなくなってしまい、そう言った身勝手な行動が結局は自分に降りかかってきてしまう。そういう見えない恐怖が我々の前に降りかかっているのです。
私達印刷業界でも、人と会う事で成り立っていた「名刺」や人が集まる中で使う「パンフレット」「ポスター・バナー」やなどの需要がこのコロナウィルス禍で急激に激減し、非常に大きな打撃を受けている事は事実です。また、ソーシャルディスタンス(社会的距離)が必要とされる中で、手に取る印刷物よりも手元にあるスマホを使った情報のオンライン化が急激に進む流れを後押しし、果たして今後印刷物がどのような役割となっていくかは未だに不明確なままです。
ただ、この社会が一気に変わる状況は我々に何か新しい事を教え新しい事を生み出すためのチャンスでもあります。全ての人が目先をどう乗り切るかという事と共に「この先をどうするか」という事を社会単位ではなく「一人一人が自分自身でどう考えるか」という大きな岐路に立たされているのだと思います。
(あくまで私の私見となりますが)社会の仕組み(国・政治・自治体)や所属をしている学校や会社が行った判断に対し、好ましくない事への攻撃や批判を繰り返す・・・こう言った混沌とした社会状況下では人間のごく自然な行動ではあるのですが、健康的な事ではないと思っています。物事を動かしていくのは自分ではなく他者であるという事を認めるので、自分の思うようにいかない事に全てストレスが溜まっていくためです。
この状況の中での一番ベストな考えは、
自分の出来る環境を選択し、心地良い様にととのえる。
事ではないでしょうか。面白くない時だから、無理に面白くしようと努力する必要もない。ただ、辛抱しているだけではなくその中で小さな事の整理や少しの改革に挑戦し、自分がこういう環境だったら快適だ、という方法を己から見つけていけばいいのです。
話は戻りますが、今先行きが見えない経済状況や私達印刷業界の動向もさながら、これから自分達に何が出来るかを探していく作業は決して悪くない事だと思います。勿論、先行きの不安、今目の前にある不安は尽きないのですが、自分(自分達)がどういう環境なら良くなっていけるかを冷静に選び、生活を整える。これが私達の今出来る最善の方法だと思っています。
最後に一点、こんな時だからこそ独りよがりになったり自分さえ良ければいいという考えが生まれると社会を破綻させてしまいます。見返りが無くても良いから、何か人の手助けをしたいと思う事が自分自身への拠り所や手助けにもなっていきます。
弊社GRAPとしても、今何か社会のために出来る事はないかと少しずつスタッフ一人一人が考えて話し合っています。
大切なのは「何をしたか」ではなく「何をしようとしたか」。これが今一人一人に求められている事なのかもしれません。
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