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SDGsのロゴは名刺に入れられる?
2022年01月19日
世界中が注目し、各国や企業がその目標に向けて様々な取り組みをみせる「SDGs」。最近ではグラップのお客様にも名刺にロゴを入れたいというご相談が多く寄せられています。今回はそもそも「SDGs」とは何か?というところからSDGsのロゴを名刺に入れる場合についてお話したいと思います。
■「SDGs」ってなに?
最近ニュースや様々な場面で出会うことの多い「SDGs」。そもそもSDGsとは何なのでしょうか?
SDGsは正式名称Sustainable Development Goalsの略で、日本語訳では「持続可能な開発目標」とされています。2015年の国連サミットで「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」が採択され、これがSDGsのスタートとなりました。貧困・教育・インフラ・資源・平和などそれぞれ17のゴールと169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人取り残さない」社会の実現を誓っています。日本でも政治・経済そして民間の企業でも各方面で積極的に取り組まれています。
■SDGsを企業で取り組むメリット
SDGsの前身MDGsでは行政が主体となる努力が大きかったのに対し、SDGsは世界の一人ひとりが主体となって取り組むことが求められ、特に世の中への影響度が高い企業への期待は大きいとされています。例として以下のような点において企業メリットがあると考えます。
・SDGsの目標に関する製品やサービスによる新規ビジネスの創出
・顧客、投資家、取引先などあらゆるステークホルダーからの企業評価
・従業員や採用活動へ好影響
昨今では環境、社会、ガバナンス要素を考慮したESG投資のリターンが高いという結果もあり、SDGsに取り組む企業姿勢は資金調達にも大いに影響する可能性があります。また、自社のビジネスから世界の掲げる課題解決に貢献することで、従業員のモチベーションアップにもつながり、また採用活動において優秀な人材が選ぶ企業の一つともなりえるでしょう。このように、企業がSDGsに取り組むメリットは多方面に渡ると考えられます。
■名刺等にSDGsのロゴを使用する際の注意点
まず、SDGsのロゴを使用する際には
・国連主体向け・・・国連(バージョン1)
・非国連主体向け・・・国連以外(バージョン2)
の2つのパターンがあります。一般的に、企業は国連の組織ではないため、国連のエンブレムのない「バージョン2」を使用します。
さらにSDGsのロゴといっても下記のように色々な種類があるため、用途によってどのロゴやアイコンにするか選ぶことができ、カラーやカラー反転、白黒などのバージョンも用意されています。但し、画像を引き延ばしたり、印影をつけたりなどロゴデザインを変更して使用することは禁止されています。
・「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」と書かれたロゴ
・SDGsカラーホイール
・SDGsの17のアイコン
【SDGsロゴダウンロードに関する参考リンク】https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/
また、SDGsのロゴを使用する目的が「資金調達」あるいは「商業用途」の場合、国連へ使用許可を得る必要があります。商用利用の線引きが明確ではないようですが、企業がHPや名刺上で使用する場合、殆ど許可が必要となるようです。
国連へロゴの使用申請をする方法は「メール」となります。
メールにて下記内容をすべて英語で記載し、メッセージを提出します。
●宛先はsdgpermissions@un.org
●件名は「SDG LOGO/ICON REQUEST」(すべて大文字)
●アイコンやロゴの使用用途を具体的に示すサンプルまたは試作品に希望する用途の簡潔な説明
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
「SDGsのロゴ」を名刺などに利用することで企業イメージアップの新たな一歩につながるかもしれません。ただし、SDGsのロゴを使用する際は国連のガイドラインに沿って正しく理解・活用することが非常に大切であるといえるでしょう。
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