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データ作成する時は「色」にご注意!
2019年09月11日
印刷物のデザインデータをご自分で作成される場合、
デザイン中のイメージではこの色が良いな、と思って
いたものの実際に印刷に仕上がってきた時に、
「あれ?この色想像していたのと全然違う・・・」
という経験はございませんか?
意外と見落としてしまう事が多い印刷の「色」。
今回はデザイン初心者でも簡単にわかるように
下記の通りに説明してみたいと思います!
(※注意事項※)
データ作成するときは色にご注意!
先程もお話しましたが、パソコンで作った
データと実物の色が全然違っていたという経験、
印刷物に関わった事がある方なら一度は必ず
経験されている事だと思います。
弊社でも色に関するトラブルは意外と多くあり、
「画面で見ていた色と全然違うんですけれど・・・」
というお話を頂く事がございます。
それでは、一体何故そのような事が
起こってしまうのでしょうか?
実はモニターと印刷では発色原理が
完全に異なるので完全に色を一致させること
はそもそも不可能なのです。
とは言っても・・・一体どうすれば良いのでしょうか?
お使いのデザインソフトのカラーモードを
もう一度確認してみましょう。
上の画像は実は同じ色の比率です。
でも、全く違う色に見えてしまいますね。
『同じ色ですよ』といわれても、目に見えて
全く違う色に見えるのは何故かというと、実は
上と下は色の出力方式が異なっているためです。
上の鮮やかな色みの方が【RGB】と呼ばれる方式。
下の色の濁った色みの方が【CMYK】と呼ばれる方式です。
色を作るとき、鮮やかできれいな色で作りたいからと
RGBで色を作ることはありませんか?
ちょっとお待ち下さい!!!
実はこのRGB形式の色は印刷では再現出来ない
色なので、色味が大幅に変わってしまうとても
危険な色なのです。
ここで再び先程の画像です。これは一度RGBの
色を作成した後に、上の色を複製をして
全てCMYKに変換したものです。
イラストレーター・フォトショップなどの
ソフトと使って色を作る時にこんなマーク
を見たことはありませんか?
このマークが出ると、CMYKの時に色が
大幅に変わってしまいますという危険信号。
色を作るときは、このマークが出ているか
どうかもチェックしておけば、色のトラブル
が少なくなります。
あと、気をつけて頂きたいのはイラストレーター
の「プレビュー画面」をCMYKに設定しておくこと。
イラストレーターのプレビューはタイトルバーで
確認することができます。
上の画像は全く同じものをRGBとCMYKプレビュー
で見たもの。RGB(上)に対し、CMYK(下)が
大分くすんでしまっていますよね?
プレビュー画面でもこれだけ大きく色が
変わってしまうのです。
今回は色のお話をしましたが、色は画像の出力方式
だけでなく、使用しているパソコンのモニタ、出力する
印刷機(プリンター)などによっても変わって参ります。
モニタの色が100%再現できることは難しいので、
モニタの色だけを信用せず不安な場合は印刷会社へ
確認していただく事をお勧めいたします。
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